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日本版ミニダボス会議:G1サミット
週末、某所(東北地方のスキー場)で行われたG1サミットに参加してきました。

政治家、経営者、経営関連のプロフェッショナル、学者、ジャーナリスト、文化人など、40代中心の各界のプロ100人が集まるカンファレンス。元ドコモの夏野さんが「日本人には珍しい、議論好きな人の集団」と(ほめて)言っておられた通り、2日間、山奥に缶詰で熱い議論が行われました。

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私自身は、「日本経済を元気にする処方箋」というテーマ全体セッションのモデレーターをさせていただきました。

パネリストは以下の通り

「日本経済を元気にする処方箋」とは

【パネリスト】

A.T. カーニー日本代表 パートナー 梅澤高明氏

リヴァンプ 代表取締役・代表パートナー 玉塚元一氏

衆議院議員 西村康稔氏

ワークスアプリケーションズ 代表取締役最高経営責任者 牧野正幸氏

【モデレーター】

プロノバ 代表取締役社長 岡島悦子

ご覧いただいておわかりの通り、コンサルタント、投資家、経営者、政治家 という業界横断のパネリスト。それぞれのお立場から、今回のカンファレンスの統一テーマである「2020年の日本と世界」について、具体的な提言をしようという試みです。

実質的な議論をするために、なるべくリアルな本音トークをする、という趣旨から、原則オフレコ。したがって、内容については差し控えますが、

・世界の多極化と競争の激化、人口減少と人口構造の変化、という環境下で、2020年までの中長期に、日本経済はどのような成長シナリオを描くべきか

について、様々な視点から、ご意見を伺いました。

75分という限られた時間の中、広範な難易度の高いテーマであり、セッションとしての具体的な提言をまとめる、という所までは、さすがに行きつけませんでした。

しかしながら、さすがに一流のコンテンツをお持ちのパネリスト、経験に基づくリアルな話も含めて、多岐にわたる問題意識と解決の糸口をテーブルにのせていただき、議論していただくことができたと思っています。

パネリストの皆さま、ありがとうございました。

***

今回の2日間の議論を通じて、深く感じたことは「世代の責任」

高度経済成長を支えてきた我々より上の世代のビジネスモデルは、世界経済の多極化への対応という意味では、残念ながら機能不全になっている部分もあります。

一方、私たちより少し下の世代は、よくよく話を聞いてみると、「生まれてこの方、日本に生きていられるなんて最高!なんて思えたことがないですよ…」とのこと。バブル時代に学生生活や新社会人生活を謳歌できた最後の世代(?!)である私たちとは、「社会の恩恵にあずかった感」がかなり違うようなのです。

冗談はさておき…、日本には、素晴らし技術や人的資源・現場力といったものが培われてきていたわけですが、その素晴らしい資産が積み上がったために慣性の法則が効いてしまい、既存の枠組みから脱却できず、いわば過去の資産を食いつぶしながら暮らす、という方向に進んでしまっているような気がします。

100年に一度の「金融」危機の影響で、「改革は間違っていたのではないか」という議論や、「富の再配分」的な情緒的な議論ばかりがなされているような気がするのですが、縮小均衡の議論ばかりをしている間に、日本以外の国は強いリーダーシップの元、抜本的な構造改革に着手している状況です。

日本も、これからの内需減少の時代に向かって、ぬくぬくとパラダイス鎖国している場合ではなく、

・今持っている資産(基礎技術・人的資源・現場の強さ)を最大化する方策を考える

・業界再編推進・新産業創造が促進されるような環境整備=「出る杭」的な企業や人材の足を引っ張らないように、多様性を認め、メディアも含めて良い事例を積極的に発信していくしくみを考える

ことの必要性があるのではないでしょうか。

既得権益にしがみついて人生を終えられる年代でもなく、日本経済の最も恩恵にあずかってきた我々世代こそが、もっとアクティブに声をあげ、実効性のある戦略を描き、具体的なアクションを推進していかなければならないのではないかと、強く感じた次第です。

***

今回のカンファレンスでは、京都大学の山中教授の「iPS細胞の開発と可能性」の基調講演に、私を含め、多くの参加者が「勇気づけられた」のではないかと思います。(山中先生の研究者とは、思えぬユーモア感とお人柄(キャラ)にも深く感動!)

あの場にいた皆さんが、「こういった素晴らしい技術の開発と応用の実行に、何か自分も協力できることはないのだろうか」という共創の気持ちが、自然とわきあがったのではないかと思います。

中長期的な国家戦略の構築と実効性のある政策の必要性に加え、こうした「日本には競争力の源泉になる技術も人材も(まだ)ある」という具体的な事例の発信は、強いメッセージになりうる、ということを再認識する貴重な経験でした。

私も世代の責任を感じつつ、微力ながらではありますが、事例を創出するためのアクション、事例を発信するアクション、そして自分自身も事例となっていけるよう、日々実行を積み重ねていかなければ、と決意するすばらしい機会となりました。

また、来年、この素晴らしいメンバーの方々と、具体的な議論ができるよう現場のコンテンツをしっかりと作り上げていきたいと思います。

継続は力なり。来年の開催を今から楽しみにしています。

プロノバ 代表取締役社長 岡島悦子
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なぜあの人にだけチャンスが来るのか?『抜擢される人の人脈力』
プロフィール

三菱商事、マッキンゼー・アンド・カンパニーを経て、2002年、グロービス・グループの経営人材紹介サービス会社であるグロービス・マネジメント・バンク事業立上げに参画。 2005年より代表取締役。2007年独立、プロノバ設立、同、代表取締役就任。

グロービス フェロー、グロービス経営大学院客員教授、経営共創基盤 アドバイザー

総務省 「ICTベンチャーの人材確保の在り方に関する研究会」委員。内閣府「地域力再生機構研究会」委員。ダボス会議運営の世界経済フォーラムから「Young Global Leader 2007」に選出される。

筑波大学国際関係学類卒業。       ハーバード大学経営大学院修士課程修了(MBA)

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